
ライブや音楽配信など、どれだけ音楽活動をしても全然ファンが増えない・・・
こんな風な悩みをあなたはお持ちではないでしょうか?
僕自身、10年に渡り音楽活動でご飯を食べて来ました。
その経験や学びの中から、ファンを増やすには、音楽を届けたい人を、どれだけ具体的に絞り込むことが出来るかどうかが鍵になると思ってたりします。
本記事の内容は下記の通り。
記事の内容
- 人が歌を聴いて好きになる瞬間とは?
- ターゲットの設定を具体化して絞り込む
- 過去の傾向を元にターゲットを絞り込む
- 特定の一人にだけ向けて音楽を届ける
ひとつひとつ、詳しく解説してみようと思います。
人が音楽を聴いて好きになる瞬間とは?
ターゲットを絞らないと、なぜいつまでもファンは増えないかと言うと
人は“自分に向けて発信されてる”と感じない限り、受け取ろうとしない
という性質があるからです。
あなたは、こんな経験ないでしょうか?
- あれ?この歌わたしのこと歌ってる
- この歌詞、めちゃくちゃわかる
人が音楽を聴いてファンになる瞬間というのはこういう時だったりします。
つまり、
自分ごととして捉えられた時にはじめて人は興味を持ち、好きになったりします。
ターゲットを可能な限り具体的に絞り込むことで、具体的な言葉やメッセージを音楽に組み込むことができ、そうすることで、音楽を聴いてくれた人が共感をしやすくなると言えます。
逆に、ターゲットに具体性を欠くと、抽象的でぼやっとしてしまい、聞き流されて終わってしまう可能性が高いです。
ターゲットの設定を具体化して絞り込む
では、具体的にはどうすればいいかというと、どんな人に向けて発信するのかを、可能な限り細かく明確にする必要があります。
例えば下記の通り。
- 年齢
- 性別
- 性格
- 職業
- 趣味
- 出没エリア
など。
これは、様々な企業でも、商品の開発の際に行われていることだったりもします。
大切なことは、可能な限り細かく具体化すること。属性を絞り込む必要があります。
ターゲットの設定例
例えば、あなたが歌を届けたい仮想のターゲットを下記の様に具体化したとします。
【Aさん】
- 年齢 ⇒ 20歳
- 性別 ⇒ 女性
- 性格 ⇒ 明るくて、社交的
- 職業 ⇒ 学生
- 趣味 ⇒ ダンス、ファッション
- 出没エリア ⇒ 渋谷、六本木
この人をターゲットにしようと思ったら、
- 演歌はあまり聴かなそう
- クラブ系ミュージックや、R&Bなどが良いかも
- 流行に敏感そう
- 流行のキーワードを取り入れた音楽を届ければ耳を傾けてもらえ易いかも
- お洒落な服装をして歌った方がいいかも
- ライブをするなら渋谷のクラブとかを中心にした方がいいかも
と、想像できたりします。
また、下記の様なタイプの人に音楽を届けたいとターゲット設定をしたら、
【Bさん】
- 年齢 ⇒ 60代
- 性別 ⇒ 男性
- 性格 ⇒ 男気の塊
- 職業 ⇒ 建設業
- 趣味 ⇒ 酒、タバコ、祭り
- 出没エリア ⇒ 八王子
こういう人をターゲットにしようと思ったら、
- クラブ系ミュージックや、R&Bなどはあまり聴かないだろうな
- 演歌が好きかもしれない
- 義理人情を大事にしそう。そういうワードが入ってるといいかも
- あまりチャラついた服装は好きじゃないかも
- 地元のスナックとか回って歌を聴いてもらった方がいいかも
という、想像が出来るので、それに沿った発信の仕方を考えていくことになります。
つまり、この設定を細かく具体的にイメージ出来ればできるほど、そのタイプの人にハマる可能性が高まります。
人は、自分の趣味・趣向に合うものしか選びません。
あなたがどんなタイプの人に音楽を届けたいのかによって、活動の仕方も変わってきます。これを決めないと、なかなかファンは出来にくいかもです。
過去の傾向をもとにターゲットを絞り込む
ターゲットを絞り込む方法として、これまでの活動を振り返ってみるのも良いかと思います。どういったお客様の層にウケがいいのか。
例えば、
【自分で決めた設定】
- 10代、20代女性をターゲットにしたい
【現実】
- 50代、60代女性のお客様が多い
このようなケースがあったとします。
上記の傾向があるのであれば、50代、60代女性をターゲットにして音楽を届けた方が良いのではないかと思います。
どうしても自分では気付けない向き、不向きというのはあるもの。逆に言うと、過去の傾向を知ることで、あなたの強みを見つけることも出来たりします。
過去の傾向を知ることで、どこの層に向けて音楽を届けていけば響きやすいのか、が見えてくることもあるかと。
特定の一人にだけ向けて音楽を届ける
ターゲットを絞り込む、もう1つの方法として、
特定の一人に絞り、その人に向けて、その人だけわかるものを届ける
という方法もあったりします。言葉は悪いですが、それ以外の人は、究極気にしなくても良いです。
例えば、好きな人がいるのであれば、好きな人にだけわかる具体的なメッセージを歌の中に入れても良いと思います。好きな人が好きなジャンルの音楽でも良いです。
その人にだけ届く音楽をやっても、同じ様な属性の人の心に必ず伝わるものです。
なぜなら、
同じ様な経験をしてる人は世の中たくさんいるので。
具体的な個人をイメージすることが出来れば、その人の年齢も、性別も、職業も、趣味も、性格も様々なデータもハッキリし、ターゲットの属性が明確になると思います。
たった一人のために歌を届けるというのも、実は効果的な方法だったりもします。
まとめ
『ターゲットを絞らないと、いつまでも音楽活動でファンは増えないかも』というタイトルで、ここまで書いてきました。本記事をまとめると下記の通り。
まとめ
- 人は“自分ごと”とした捕らえた時にしか興味を持たない。なので、ターゲットを細かく具体化して、その人に合わせた音楽を届ける必要がある。
- ターゲット設定は年齢、性別、趣味、性格など、細かければ細かく設定した方が相手にハマリやすくなる。どこをターゲットにするかで自分の活動の仕方も変わる。
- 過去の傾向をもとに、自分の音楽はどの世代や、性別など、どんな人たちに受け入れてもらいやすいのかを知り、そこをメインターゲットにするのもあり。
- 具体的に特定の一人をイメージし、その人に向けてだけ音楽を届けるのもあり。属性もはっきりするのと、人はみな同じ様な経験をしてるので、自分ごとになり易い。
上記の通りです。
誰に音楽を届けたいのか?どんな人に音楽を届けたいのか?是非、ターゲットを具体的に絞り込んで活動をしてみてください。必ず成果に繋がっていくと思います。
また、下記記事でも、音楽活動のプラスに向けて参考になる記事をまとめています。興味があったら読んでみて下さい。
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あなたの音楽活動が、より良く進んでいくことを願っています。