
どうしたらメジャーデビューできるんだろう?
メジャーデビューの条件や、方法などあれば教えて欲しい。
こんな疑問をあなたはお持ちではないでしょうか?
本記事の内容は下記の通り。
記事の内容
- “メジャーデビュー”しやすい3条件とは
- “メジャーが求めているもの”とは?
- 【余談】お金を出せばメジャー流通でデビューできる方法もある
本記事は、以前、知人である某大手メジャーレコード会社のプロデューサーに聞いた話の内容を基に、記事を書いていこうと思います。
日本人なら誰でも名前を知っている、数々の大物歌手のプロデュースを現役で担当してる人の言葉なので、メジャーデビューをしたい人の参考になるかと。
“メジャーデビュー”しやすい3条件とは
僕が知人のプロデューサーから聞いた話で、この3つの条件のどれかに当てはまるとデビューが決まりやすいというのが下記3つ。
- 所属プロダクションがプロモーション費用を全部出せる
- 親がお金持ちでプロモーション費用を全部出せる
- お金を掛けて宣伝しなくても、情報番組が取り上げてくれるようなネタがある
「結局、金かいッ!」という声も聞こえてきそうですが、正直、お金の問題が大きいのが実際のところなのかなと。
昔、音楽業界の全盛期だった頃は、良い素材100組がいたら、100組全部デビューをさせていたとのこと。その中で1組がヒットすれば、100組分のプロモーション費用は簡単に回収出来たのでと。
今はご存知の通り“CD不況”と呼ばれる時代になり、レコード会社もお金がないので、プロデューサーが良いと思う素材を見つけても、上層部に、“で?”と言われて終わってしまうとのこと(笑)。
経営者としては、自社にとっていかに低いリスクで売り出せるかが判断材料。そうなると、勝負には慎重になるので、上記3条件のいずれかに当てはまってると、メジャーデビューしやすいとのことでした。
情報番組が取り上げてくれるようなネタとは?
「社会性」が高かったり、「話題性」があったり、「斬新なことをしてる」というのが、情報番組が取り上げてくれるネタとしての条件だったりします。
- 活動で得た収益はすべて寄付し、その総額が1,000万円を超え、社会的な活動が各方面から評価を得ている。
- SNSのアクティブなフォロワーが100万人を突破して、界隈で既に話題になっている
- 「ちくわ」を、まるで縦笛や尺八みたいに“楽器”として演奏し、活動をしている(今日偶然TVで観たので(笑))
これらはあくまで例ですが、こういったネタがあると、情報番組に取り上げられやすくなったりします。
“敵が少ないジャンル”で戦うのも方法
これは僕が当時、知人のプロデューサーから言われた言葉なのですが、
さかもっちゃんの音楽も、歌も良いと思う。ただ、そのジャンルには敵が多すぎる。そこで勝つには大変だから、例えば「演歌」やってみてはどう?戦うライバルが少ないジャンルを選んだ方がデビューはさせやすいし良いと思う。
ということでした。
僕自身、当時、音楽でご飯を食べはじめることが出来ていたので、その時ジャンルを変えることはなかったのですが、戦う相手の少ないジャンルに変えるというのは戦略上、ありかと思います。
“メジャーが求めているもの”とは?
メジャーが求めているものについて、僕が思うこと、対処法は下記の通り。
- “他にはない新しいもの”を常に求めている
- 新しいものを生み出す計算式
順番に解説します。
“他にはない新しいもの”を求めている
メジャーは、“他にはない新しいもの”を常に求めていると言えます。
歌唱力、演奏力などあるのに越したことはありませんが、それらはトレーニングをつめば、どうにでもなるので、それよりも、大事なのは“他にはない個性”かなと。
失礼ながら、“これのどこがいいんだろう?”と個人的に思う音楽を耳にすることがあったりします。でも、それは耳馴染みがないだけ。人は自分がよくわかならいものを遠ざけたりしますが、逆に言うと、目立ってる訳です。“これのどこがいいの?”と印象にも残ります。
聴き馴染みのあるものは、“なんとなく好き”にはなり易いですけど、後々まで印象には残りずらかったりしますし、“爆発的に好き”にはなりずらいんですね。
多くの人に理解されなくてもいいので、“人がやってないこと”にチャレンジすることがメジャーへの近道かもしれないです。
新しいものを生み出す計算式
人がやっていない、“他には無い個性”ってどうやれば生み出すことができるの?という疑問もあるかと思います。
これはビジネス論になりますが、下記の様な計算式がビジネスの世界では言われてたりします。
【新しいものを生み出す計算式】
- 既存のモノ × 既存のモノ = 新しいモノ
例えば、現在メジャーシーンで活躍している「和楽器バンド」などはわかりやすいかもですが、和楽器バンドを上記の計算式にあてはめると下記の通り。
- ロックバンド(既存のモノ) × 和楽器(既存のモノ) × 詩吟(既存のモノ) = 他には無い新しいバンドスタイル
ということで音楽シーンで活躍している訳です。
「0⇒1」じゃなくていいんです。元々あるもの同士を組み合わせることで、オリジナルは生まれたりします。そして、それをやってる人が他にいなければ“他には無い個性”になります。
あなたも是非、“あなたにしかない個性”を。
【余談】お金を出せばメジャー流通でデビューできる方法もある
余談ですが、費用を出すことで、メジャー流通でCDを販売することが出来る方法もあったりします。
簡単に調べただけでも、上記の会社は条件次第でCD流通を請け負ってくれます。
実際、”メジャーデビューします!”といって、この方法を使ってる人も結構いたりします(笑)。
正直、僕は、メジャーでもインディーズでもどっちでも良いと思う人なのですが、“メジャーデビューした”という言葉で手のひらを変え、目の色を変える人たちも、正直、世の中には多くいます(笑)。(レコード会社もそれがわかってるので用意してくれてる部分もあるかと(笑))
音楽活動のプラスであったり、チャンスになるのであれば、積極的に利用して良いかと思います。
諦めないことが大事
精神論みたいに聞こえるかも知れませんが、諦めないことは大事かと思います。“メジャーデビュー”に限って言えば、上記の通り、方法は探せばいくらでもあります。
究極、音楽は好みです。例えば、あなたの音楽を聴いたプロデューサーがあなたの音楽が自分の好みでは無い場合もありますし、タイミング的に違うジャンルの制作を担当してる場合もあります。
大事なことは、自分の目標に向けての意思をしっかりもち、取り組むこと。思うような結果がすぐに出なくても諦めないこと。そうすれば、道も切り拓けるかと。
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まとめ
『メジャーのプロデューサーに聞いた、メジャーデビューしやすい3条件とは』というタイトルで、ここまで書いてきましたが、本記事をまとめると下記の通り。
まとめ
- お金を掛けないでも情報番組が取り上げてくれるような「社会性のあるもの」、「斬新なもの」、「話題性のあるもの」を目指す。
- ライバルの少ないジャンルで戦って、シェアNo.1を取る。
- ”他には無い新しい個性”を生み出すと良い。計算式は「既存のモノ×既存のモノ=新しいモノ」
- 余談として、費用を出すことでメジャー流通でCDを出せる方法も色々な会社でやっているので使うのもあり。
上記の通りです。
どの業界も基本的にビジネスの仕組みは同じです。メジャーデビューというのは、”ブランド名”を使ったり、借りたりして、商売するようなものと考えるとわかりやすいのかなと。
本記事があなたの参考になってくれてれば何よりです。
メジャーではなく、インディーズシーンやフリーなどの“ノーブランド”で活動する場合には、本ブログを読んで頂ければ、参考になる記事も多いかと思います。
あなたの音楽活動が前向きに進んでいくことを願っています。