
ライブなどの音楽活動をしてみたいのですが、正直、歌うことがあまり得意ではなく、なかなか人前で歌うのに一歩踏み出す勇気がありません。。。
レッスンを積んでちゃんと上手くなってからやるべきでしょうか?
こんなお悩みをあなたはお持ちではないでしょうか?
本記事の内容は下記の通り。
記事の内容
- 音楽活動で、歌の上手い下手は正直どうでもいい。もっと大事なコト
- 歌が上手くなりたいならこれをやるといいコト
僕は、2010年から今日に至るまで、音楽活動・歌手活動でご飯を食べてきました。
本記事は、あなたより少し先に、歌でご飯を食べてきた僕が、今のあなたに伝えることが出来るメッセージです。
参考にしてもらえたら何よりです。
音楽活動をするのに上手い、下手は正直関係ない。もっと大事なこと
レッスンをして技術を上げることも、たしかに大事ではあります。
しかし、歌の上手い下手より、もっと大事なことがあります。
- “上手いだけ”の人ならいくらでもいる
- 音楽をやりたい“情熱・熱量”こそが大事
順番に解説します。
“上手いだけ”の人ならいくらでもいる
“歌が上手くなりたい”というのは、歌い手の思いとして常に付きまとうものだと思います。
でも、ただレッスンして歌の技術が上がれば人に感動を届けられるでしょうか?
例えば、僕は、結婚式で花嫁である娘さんの為に、心を込めて歌うお父さんの姿を見て、歌そのものは下手でも、その想いに心揺さぶられて感動し、涙を流すこともあったりします。
歌の技術があっても、そこに”心”が無ければ感動や、心を揺さぶる歌は歌えないのだと思います。
逆に、技術は無くても、“心”があれば人に感動を届けることも出来ます。
“歌いたい”、”聴いてもらいたい”という想いが、まず何より大事なのだと思います。
技術はあとで幾らでも身につきます。というか、技術は一生“これでOK”というのはない気もします。そうなると、”上手くなってから”なんて言ってると、一生歌えなくなってしまいますよ(笑)。
音楽をやりたい“情熱・熱量”こそが大事
「歌」というのは、結局のところ、自分の“想い”や”心”を届けるものなのだと思います。たしかにレッスンを積んで技術的に上手くなることは出来ますが、それだけでは人の心は揺さぶりません。
本当に大事なのは“あなたの歌に込められたパワー”。下手でもいいんです。“歌いたい想い”、“伝えたいメッセージ”こそが大事。
想いやパワーが欠けてる歌をどれだけ歌っても、絶対に人には響かないし、心は揺さぶりません。技術は想いを届ける、ひとつの手段でしかありません。
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上手い下手ではなく、人は熱を感じ、熱によって心揺さぶられるものです。
あなた自身の“歌いたい想い”、”届けたい想い”こそが何より大事。
それがあるなら、迷わず今すぐ歌うべきだと僕は思います。
歌が上手くなりたいならこれをやるといいコト
技術より大事なコトがわかったところで、歌唱力を磨いていきたいなら、下記4つに取り組むことをオススメします。これらをやるだけで、あなたの歌の技術力はだいぶ変わるはずです。
- チューニングメーターを使って発声練習する
- ロングブレスで腹式呼吸を身につける
- 自分の歌を録音して何度も聴き直す
- 好きな歌手の歌い方、声の出し方を研究して真似してみる
順番に解説します。
チューニングメーターを使って発声練習する
歌の「音程感」を鍛えるトレーニングとして、楽器の音程を合わせる「チューニングメーター」というアイテムを使う方法があります。
※チューニングメーターは、スマホのアプリでも無料でインストールすることが出来ます。
このトレーニング方法は、「チューニングメーター」と「鍵盤」を使い下記の様に取り組みます。(鍵盤をお持ちで無い場合、スマホで、無料のピアノアプリなどもあったりします)
【チューニングメーターを使ったトレーニング方法】
① 鍵盤で、ドレミファソラシドの中から1つの音を弾く。
↓
② ①で弾いた鍵盤の音に合わせて声を出す。その際に、チューニングメーターを使い、自分の声が鍵盤で弾いた音と同じ音で出せてるかを確認する。
上記の要領でトレーニングを繰り返します。
ポイント声を出した時に、鍵盤で弾いた音とは違う音をメーターが示していたり、#や♭がついていた場合には、あなたの出してる音がずれてるということなので、メーターが合う様に声を出し直します。
地味なトレーニングですが、これを日々繰り返し練習することで、歌の音程感は間違いなくレベルアップしていきます。
ロングブレスで腹式呼吸の感覚を身につける
歌う上で、腹式呼吸は大事です。というより、お腹で声を支える感覚を身につけることは大事です。歌声の響きが変わってきます。
腹式呼吸や、お腹で声を支える感覚を身につけるのには、「ロングブレス」の練習がオススメです。
【ロングブレスの練習方法】
①両手で両脇腹をぎゅっと掴み、そのまま両脇腹に空気が入って膨らむように、息を吸い込む。
←こんな感じのイメージ(笑)
↓
②吸い込み終わったら、そのまま一度息を止め、今度は“スゥー”っと、息をゆっくりと吐き出していく。出来れば30秒を目指して息を吐く。
←スゥ~っと息を吐く。
↓
③息を吐ききったらまた①に戻って空気を吸い込み②を繰り返す。
この練習を1日に5回は最低でも繰り返してください。最初は30秒を目指し、出来るようになったら、秒数を伸ばしていきます。
この練習をすることで、歌を歌う時の息が長く続くようになります。そうすると歌が楽に歌えるようになったり、息切れして音程が下がったりしなくなります。
ポイントこのトレーニングで大事なことは、お腹にちゃんと空気を入れることと、息を吐く時のお腹の筋肉の使い方の感覚を掴むこと。
息を吸う時、息を吐く時に、お腹のどこの部分に力を入れて支えているか?
その感覚を掴み、無意識で出来る様になることで、あなたの歌声も変わっていきます。
息や声は「腹筋」で支えています。ロングブレスのトレーニングで腹筋の使い方の感覚を覚えることで、あなたの声の響きは確実に変わり、声が前に出るようにもなります。
歌声を鍛えるには、ロングブレスで感覚を身につけるのがオススメ。
自分の歌を録音して何度も聴き直すこと
自分の歌声を録音して聴くというのはすごく大事です。これをやるとやらないのとでは、レッスンをした時の効果も変わります。
聴き直すことで、客観的に今の自分に足りない部分をしっかり把握できるので、とても有効です。
自分で聴いてみて、“ここの音が外れてしまってるなぁ”とわかれば、次に歌う時に意識して治すことも出来ますし、“高い音が出ないなぁ”と思えば、音域を拡げるトレーニングをすればいいことがわかります。
歌を歌う時には、必ず録音して、後で聴き直す習慣をつけること。これをやるとやらないのとの差は本当に大きいです。ただ歌うだけではなく、“歌っては確認、歌っては確認”。これが大事。
好きな歌手の歌い方、声の出し方を研究して真似してみる
好きな歌手の歌い方の真似をするのも、とても勉強になります。
- 声の出し方
- リズムの取り方
- アクセントの取り方
- 歌の節回し
などなど、歌い手の数だけ色々バリエーションがあります。
上手い人の真似をするというのは、どんな世界においても成長する為の有効な手段として知られています。是非、好きな歌手、上手いと思う歌手の真似をどんどんしてみてください。
「既存のモノ×既存のモノ=新しいオリジナルのモノ」という法則が、ビジネスの世界ではあったりします。これは歌でも同じ。良いものは積極的に取り入れてしまいましょう。
まとめ
『音楽活動で歌の上手い、下手より大事な事&これをやれば歌は上手くなる』というタイトルで、ここまで書いてきました。
”頭で考えず、心のままに歌う”ということが大事なのだと思います。小手先のテクニックではなく、“溢れ出てくるまま”を表現することが音楽をやる上でとても大事なことかと。
その上で、自分が表現したいことにテクニックが必要だと思えば、発信と並行して、どんどんトレーニングで技術を身につけていけば良いと思います。
本記事があなたの音楽活動の参考になってくれていたら何よりです。