
ライブの物販で販売できるようなオリジナルグッズの製作の方法を教えてもらいたいです。
あと、これは売れるとか、これはあまり売れないとか、そんな情報もあれば教えて欲しいです。
こんな風な疑問をあなたはお持ちではないですか?
本記事では、あなたの疑問を解決するために、下記の内容について解説をします。
内容
- 在庫リスクを減らしてグッズを作り、音楽活動の収入を増やす方法
- 売れやすいアイテムや、効果的なセールスの方法をご紹介
グッズを作る“リスク”として考えられるのは、思ったより売れずに在庫を抱えてしまうこと。
本記事では、僕自身が音楽活動10年に渡り、グッズ物販をしてきた経験から、在庫を抱えないですむグッズの作り方、販売の仕方について解説してみようと思います。
グッズ売上は音楽活動をしていく中で重要な収入源となります。本記事ではオススメな業者などもあわせてご紹介しますので、是非ご参考に。
在庫リスクを減らしてグッズを作り、音楽活動の収入を増やす方法
具体的な方法については下記の通り。
- “何を作るか?”リサーチは大事
- 「受注販売」で在庫リスクを減らせる
- オリジナルキャラやロゴがあるとグッズ化しやすい
- オススメな業者&比較一覧
順番に解説します。
”何を作るか?”リサーチは大事
在庫リスクを減らすのに大事なことは、“作りたいものを作るのではなく、お客様が欲しいものを作る”こと。
ライブなどの際にお客様からアンケートを取ったり、ホームページ、SNS上でアンケートを取るなど、リサーチすることはとても大事です。
これを意識するだけで在庫リスクを大幅に減らすことに繋がります。
“一緒に作る”という意識も重要
お客様は、“あなたと一緒に楽しいことをしたい”と思ってくれてる人たちばかり。積極的にアイデアを求めることで、お客様にも、より楽しんでもらえることに繋がり、購入率も上がります。
「受注販売」で在庫リスクを減らせる
「受注販売」はオススメです。まだあなたにお客様が多くない時などは特に。注文を受けて必要なものを製作する為、余計な在庫を持つ事はないので。
その際、業者に対して1個ずつの発注だと単価が高くなってしまうので、損益分岐点をしっかり決めて、“何個注文が入ったら製作する”というのを明確にしておいても良いかも。それが出来れば、赤字にならない範囲で商品の仕入れ数も増やせるので。
大儲けを企むより、確実に利益を取ること。
少ない数でも「売り切る」方がいいです。そうすれば「希少性」も生まれるので、“次は絶対に欲しい”という心理を生むことも可能。また売り切れることで、次のアイテムの展開も可能になります。
商品の販売を企画したら、最初に確実な販売数を確保しておくことで、リスクを減らすことが出来るのでオススメです。
オリジナルキャラやロゴがあるとグッズ化しやすい
オリジナルキャラや、ロゴを作ることは大きなメリットがあります。それがブランドイメージにもなるのでオススメです。
キャラやロゴを作成する方法としては、以下が考えられるかと。
- 自分でフォトショップやイラストレーターなどを使ってデザインする
- 「ココナラ」でデザイナーを見つけるのもあり
- 美大生など周りにいれば、低価格で引き受けてくれることもある
「B’z」や「浜崎あゆみ」など、有名アーティストもオリジナルのロゴがあり、それがブランドイメージとなっています。
用意して損するものではないので、グッズ展開を考えた時には、特にオススメします。
オススメな業者&比較一覧
以下は、僕自身がグッズを作る際にお願いすることが多い業者で、価格や品質など、安心してオススメできるところです。
業者名 | 取扱い | 最小ロット | デザイン |
オリジナルプリント.jp | Tシャツ、タオル、マグカップ など | 1~ | 依頼 ⇒ ×
簡単WEBツール ⇒ ○ |
【ファンクリ】 | Tシャツ、缶バッジ、キーホルダー など | 1~ | 依頼 ⇒ ○
簡単WEBツール ⇒ ○ |
ロビンファクトリー | Tシャツ、マグカップ、缶バッジ など | 10~ | 依頼 ⇒ ○
簡単WEBツール ⇒ × |
タオル本舗 | マフラータオル、フェイスタオル など | 1~ | 依頼 ⇒ ○
簡単WEBツール ⇒ × |
「簡単WEBツール」とは、WEB上で簡単にデザインをすることが出来るテンプレートなどがあり、そのまま発注まで出来るツールとなっています。結構使えます。
オリジナルロゴや、キャラクターなどのデザインがある場合には、そのデータを送ることで、各社とも簡単にデザイン案のイメージを送ってもくれます。
製作するアイテムや、注文数などによって使い分けをすれば良いかと。
売れやすいアイテムや、効果的なセールスの方法を紹介
具体的には下記の通り。
- 「ライブの盛り上がりグッズ」か、「日常使いできるグッズ」は売れやすい
- 効果的なセールス方法
順番に解説します。
「ライブの盛り上がりグッズ」か、「日常使いできるグッズ」は売れやすい
経験上、「Tシャツ」、「タオル」、「ペンライト」はお客様に選んでいただけることが多いです。あと、「ライブフォト」も、当日参加の思い出にご購入頂くことも多かったりします。
Tシャツ | ライブやイベント参加のユニホーム的なイメージがあるので |
タオル | タオルを回して盛り上がる楽曲で使えたり、日常的にも使えるから |
ペンライト | ライブを楽しむ為のグッズとして、ライブ会場では人気アイテム |
ライブフォト | ライブ参加の思い出の記念写真として |
「日常的に使いやすいもの」、「ライブの盛り上がりグッズ」などは、お客様にとっても価値判断しやすいものとして選ばれやすいのかなと思います。
日常使いしにくかったり、盛り上がりアイテムじゃないと売れにくい
以前、「タンブラー」を作ったことがありました。しかし、これはなかなか渋い結果でした(笑)。グッズを作るなら、ライブの際の盛り上がりや、日常生活でも使えそうなものがオススメ。
効果的なセールス方法
ライブを含め、ライブ以外にも、作ったグッズの販売手段として考えられる方法は以下の通り。
その中でも、「直接物販」が、正直、一番売れます。ライブに来てくれるお客さんはあなたのファンの人達なので、そもそも「顕在顧客」さまや「優良顧客」さまばかりなので。
“限定販売”や“公演タイトルを入れる”など「希少性」があるとより効果的かも。思い出や記念としての価値が生まれるので購入してもらえる確立も上がるかと。
また、例えばライブやイベントの際には、通常チケットとは別に、グッズ付のチケットを販売するというのも、”クロスセル”というセールス手法があるのですが、効果的だったりします。
購入特典をつけると購入率が上がる
“グッズを○○円以上お求め頂いた方には2ショット写真プレゼント”など、特典をつけることで、購入率をアップさせることも可能。ただ、お客さまに喜んでもらえる特典じゃないと効果は薄い。
まとめ
『在庫リスクを減らしてグッズを作り、音楽活動の収入を増やす方法』というタイトルで、ここまで書いてきましたが、本記事をまとめると下記の通り。
- アンケートなどでリサーチをし、お客様が欲しいものを作ること
- 受注販売がオススメ。損益分岐点を決めることで少し余裕の発注も可能になる
- オリジナルキャラやロゴを作ると、ブランド展開しやすくなる
- 「盛り上がりグッズ」か「日常使いできるグッズ」に絞って作った方がいいかも
- 「希少性」や「購入特典」をつけることで購入率は上がる
上記の通りとなります。
“お客さんの欲しいものを作って届ける”というのが、どんなビジネスにも共通して言える絶対法則かと思います。
本記事が、あなたの音楽活動のプラスになるものになっていれば何よりです。