
中野サンプラザホールでライブをしたいと思ったら、一体どれくらいの予算が掛かるんだろう?
そんな風な疑問をお持ちではないですか?
本記事では下記の内容を解説します。
記事の内容
- 「中野サンプラザホール」の会場使用料
- 「中野サンプラザホール」でライブ開催するのに必要な、諸々の経費
- 「中野サンプラザホール」でライブ開催するのに必要な、予算の目安
本記事は、僕自身が2017年に、実際に「中野サンプラザホール」でワンマンライブを開催した際の経験によるものとなります。
僕自身が経験した具体例を交えて記事をまとめてみました。
中野サンプラザホールの会場使用料
ライブをする際には色々経費が掛かりますが、まずはホール側に支払う会場使用料及び付帯設備費の詳細について解説します。
- 中野サンプラザホールの会場使用料
- 付帯設備費
・ロビーアテンダント費
・照明・音響装置の利用費
・楽屋使用料
・その他 - 最終的に会場側に支払う金額の目安
順番に解説します。
中野サンプラザホールの会場使用料
会場使用料に関しては 中野サンプラザホールホームページ にも記載がある通りです。
主に使用料に関わってくることは
- 平日利用なのか?週末・休日利用なのか?
- 1階席のみ利用なのか?2階席も利用するのか?
- 終日利用なのか?利用区分を分けて使用するのか?
これらによって使用料は変わってきます。
ライブの開催となると、設営や準備など終日利用になると思いますので、会場使用料だけで、だいたい100万円前後になります。
会場を仮予約してから30日以内に、使用料の「半額」をまず内金として入金し、初めて本契約となります。
付帯設備費
会場使用料は、「会場利用のみ」の料金となっています。
使用料の他に照明や、電源の使用、楽屋使用料など、付帯設備費が別途必要となります。
具体的に解説していきます。
ロビーアテンダント費
ライブ利用の際にはロビーアテンダント(有料)が必ずセットに組み込まれます。こちらは会場使用料とは別に必ず必要な経費となってます。
8名で8万円ほどだった気がします。チケットのもぎりをしてくれたり、お客様のアテンドを手伝ってくれたりします。
照明、音響装置の利用費
ホールに常設の照明セットと音響装置を利用する必要がありますので、こちらも必ず必要となる経費です。
音響、照明は自分で連れてくる必要があります。それとは別で、会場機材を使用する必要があります。こちらに関しては、音響、照明の演出で使用するセットが変わってくるので、音響さん、照明さんと打ち合わせて決める事になります。
楽屋使用料
楽屋利用にも使用料が必要となります。僕が使用した際には、バンドメンバー用のとスタッフ用で楽屋(大)を2部屋抑えました。
楽屋(大)が、1部屋6,000円ほどですので、2部屋で12,000円程でした。
その他
上記以外にも、色々と細かな付帯設備費が必要なってきます。
- 物販コーナーの机代
- 電源使用料(音響機材、照明機材の電源使用料など)
- スモーク使用料(演出でスモークを使った場合) など
気をつけた方がいいのが、「超過料金」。
「中野サンプラザホール」は22時完全撤収でして、超過1時間につき132,000円の超過料金も掛かってきます。注意が必要。
最終的に会場側に支払う金額の目安
具体的に、僕が使用した際に会場側に支払った総額は下記の通り。
会場側に支払う金額の目安
会場使用料、付帯設備費あわせ、およそ「150万円」ほど。
打ち合わせの時にサンプラザホールの担当者の方から、別の様々な公演の際のだいたいの予算を教えてもらえたのですが、同じ感じでした。
「中野サンプラザホール」でライブ開催するのに必要な、諸々の経費
僕が実際に使用した際の具体例をもとに、会場使用料の他に必要となる経費を下記で解説します。
- 音響、照明会社、舞台監督の費用
- 会場警備スタッフの費用
- 出演者・バンドメンバーギャラ
- プレイガイドの契約費、チケット印刷費
- その他経費
順番に解説します。
音響、照明会社、舞台監督の費用
ライブの開催には音響オペレーター、照明オペレーターが必要となります。また設営を円滑に進める為に舞台監督も手配したりもします。
お付き合いがある会社に依頼すれば問題ありません。
僕の例ですが、音響、照明、舞台監督で60万円程の経費がかかりました。
会場警備スタッフの費用
ライブでの使用の際には、サンプラザ側から必ず会場の警備、関係者出入り口の警備を付けるよう指示を受けますので、警備スタッフの手配が必要となります。
こちらに関しては、警備会社に自分で依頼をしてお願いをすることとなります。
警備員一人当たり、日当15,000~20,000円ほどですので、4名程度お願いして6~8万円ほどの経費が必要となります。
出演者・バンドメンバーギャラ
出演者やバンドメンバーへのギャランティも当然必要となります。
金額は公演の内容や、出演者の人数などによっても変動する部分ではあるかと思います。
具体例として、僕の場合、バックバンドのギャラとして25万円程、経費として掛かりました。
プレイガイドの契約費、チケットの印刷
前売りチケットの販売をプレイガイドに依頼することもあるかと。(プレイガイドと契約しなくても、自社でチケット販売について電話応対できる窓口を準備できれば問題ありません)
僕自身が利用した「チケットぴあ」を例に挙げると、
- チケット委託販売の契約 ⇒ 1公演1万円ほど必要。(全席自由席であれば無料)
- チケット1枚販売 ⇒ 売上の10%が、ぴあの手数料
となっています。
チケット印刷は予算と照らし合わせてでOK
ぴあでも「手売り用」に、1枚あたり10円でチケットを印刷してくれます。チケットに関しては、印刷会社などでも作る事ができるので、予算と照らし合わせて決めても良いかと思います。
その他経費
上記のほかにも、下記の通り様々な経費が必要となってきます。
- 広告宣伝費(ポスター、チラシ印刷、広告など)
- 宣伝活動費
- リハーサルスタジオ代
- 衣装代
- スタッフ人件費
- お弁当代
- 交通費
- 著作権使用料(JASRAC契約している楽曲使用の場合) など
「中野サンプラザホール」でライブ開催するのに必要な、予算の目安
「中野サンプラザホール」でライブを開催するのに必要な予算の目安は下記の通りです。
総額予算の目安
会場使用料や、その他の経費など、およそ「300~350万円」程が、最低必要です。
これは“最低これだけは掛かりますよ~”という金額で、演出にこだわれば更に上積みされますし、広告宣伝費も幾らでも増やせる部分なので、予算については”やり方次第”ではあります。
最後に
『「中野サンプラザホール」でライブを開催すると一体いくらかかるか?』というタイトルでここまで書いてきました。
補足
中野サンプラザホールの会場使用については、「法人契約」をしていないと会場契約が出来ないです。(弊社は何とか契約出来ましたが、実際新規ではなかなか難しいかも。)
その場合、イベント会社を通じて会場を抑える必要が出てきますので、更に追加でイベント会社への手数料が必要になります。
ミュージシャンであれば、一度は立ってみたい目標のステージかと思います。開催される際、集客や資金調達などは下記記事を読んでもらえれば参考になるかもです。
本記事があなたの参考や、お役に立てれば幸いです。
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