音楽活動を始めたばかりで知識ゼロ。楽器も弾けないし、楽譜も読めない。でもオリジナルを作りたいので作曲の仕方を知りたい。
こんな風に思っているあなたの為に
本記事では下記の内容を解説します。
記事の内容
- 初心者でも簡単に出来る作曲方法【楽譜の知識なんて不要】
- 作曲を始める前に決めておくこと
- 楽譜の知識がなくても、名曲は書ける
この記事を書いている僕は
これまでに、インディーズCD売上チャート「首位」や、メジャーへの楽曲提供、テレビ、ラジオ番組の主題歌、挿入歌、エンディングを担当するなど、10年間音楽活動でご飯を食べてきました。
結論から言ってしまうと
結論ボイスレコーダー1台あれば、楽譜の知識がなくても誰でも簡単に作曲が可能。
初心者の人向けの参考記事として、本記事をまとめてみます。
初心者でも簡単に出来る作曲方法【楽譜の知識なんて不要】
ここからは楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、誰でも簡単に出来る作曲の仕方について、具体的な解説をしていきます。
- 鼻歌で作曲をする
- 鍵盤を単音で弾き作曲する
順番に解説します。
鼻歌で作曲をする
楽器が弾けない、楽譜が読めないのであれば、「鼻歌作曲」がオススメ。これはスマホのボイスレコーダーなどがあれば、どこでも簡単に出来るので、すぐにでも出来る方法。
この方法はプロでも実際やっていて、Mr.Childrenの桜井和寿さんも、“ギターで作曲をすると、どうしても手癖の進行に支配されてしまうので、それが嫌で鼻歌で作曲をしている”と、コブクロの小渕さんとの対談で話されていて、大変参考になりました。(小渕さんは驚かれてましたが(笑))
鼻歌だけで簡単に作曲できるアプリも
「作曲アプリ」で検索すると、最近では、鼻歌で作曲したものに伴奏をつけてくれるアプリや、譜面起こししてくれるものなどもあるみたいです。便利な時代。
鍵盤単音で弾き作曲する
ピアノやキーボードなど、鍵盤を単音で弾いていくやり方もありだったりします。指一本で適当に鍵盤を抑えていけばいいだけ。こちらも、ボイスレコーダーひとつあれば大丈夫です。
鍵盤楽器の良いところは、押せば音が鳴るので、適当に弾いていても、自分の中で気持ちよい音の繋がりが見つけやすい点です。
また、音を鳴らす事で、次にどこの音に行こうかイメージが生まれてきたり、作りたい曲の雰囲気が広がったりするなどの効果もあります。
歌詞が先にあればやり易かったりします
文字数(音数)が決まっていれば作りやすいというだけなので、無ければ適当な言葉を頭に思い浮かべながらでも全然OK。
上記2つのやり方で、充分に作曲は可能です。
作曲を始める前に決めておくこと
【歌物楽曲】という設定で、作曲を始める前に、最低限、最初にこれだけは決めておいた方がよい事についてだけ解説します。
- 曲の設定を決める
- 曲の構成を決める
- “パートごとに作る”と決めておく
- ”とにかく1コーラス完成させる”と決めておく
順番に解説します。
曲の設定を決める
まず、曲のイメージを決める必要があるので、作曲を始める前に【設定】を決めた方が作業が進め易いです。
【設定】について大雑把に言ってしまうと
- テーマ(伝えたいこと、楽しい気持ち、悲しい気持ちなど)
- 前向きな曲(メジャーKey曲)
- 切なさや哀愁のある曲(マイナーKey曲)
- アップテンポ曲
- バラード曲
とりあえず上記くらいは、まず決めておきましょう。最低限上記を決めておかないと後で混沌(カオス)になってしまうので(汗)。
“最初にKeyを決めた方がいい”という人もいますが、Keyは後から変えられるので、あなたが歌い易いところで決めておけば、とりあえずはOKだと思います。
曲の構成を決める
設定が決まったら次は、曲の流れを決める必要があるので、【構成】を決めた方が良いです。
【構成】というのは、Aメロから最後のサビまでの流れ。
例えば
1A-1B-1サビー2A-2B-2サビー3サビ
みたいな感じ。
これにあとは、イントロ、間奏、アウトロを加える必要があるのと、曲によってはAメロでも、Bメロでも、サビでもない、新たなDメロを加えたりします。
Dメロに関しては、曲の流れの中で、何か変化を加えたいなぁとか、場面転換をしたいなという時に付け加えるものだったりと、後付け要素が大きいので、ひとまずは【A、B、サビ】の構成で決めれば良いと思います。
”パートごとに作る”と決めておく
”一気に一曲を作ろう”と思うと大変なので、【Aメロ】、【Bメロ】、【サビ】のパートごとにメロディー(モチーフ)を作っていくと決めておいた方がいいです。
“パートを組み合わせることで一曲を完成させる”と考えると、難易度が下がって作業に取り掛かり易いのかなと思います。
難しく考えすぎず、まずはボイスレコーダーに、あなたの思いつくままのイメージを録音してみると良いかと思います。
“1コーラス完成させる”と決めておく
完成度にこだわり過ぎず、”まず1コーラス完成させてしまう”というのを決めておいた方が良いです。あとで修正する事は出来るので。
途中で作業を中断してしまうと、1曲完成しない「Aメロ」や「サビ」などのモチーフばかり溜まってしまうというパターンに陥り易いです。
1コーラス出来てしまえば、2番以降は基本的には同じメロディーの繰り返しになるので、とにかくまずは1コーラス完成させてしまうのが大事です。
楽譜の知識がなくても、名曲は書ける
楽譜の知識が無くても、作曲には何の問題もありません。
- プロでも、楽譜の知識が無い人はたくさんいる
- 編曲は、専門知識を持っているアレンジャーにお任せ
順番にお話します。
プロでも、楽譜の知識が無い人はたくさんいる
そもそも楽譜は、録音機材が無かった時代の記録手段であったり、楽器演奏者への演奏指示書としての役割のものなので、曲を作る上では、知識がなくても全然問題ないです。
Mr.Childrenの桜井和寿さん、コブクロの小渕健太郎さんも楽譜は読めないと言われてますし、小室哲哉さん、桑田佳祐さん、最近ですと、あいみょんも楽譜は読めないと言っています。(コード譜は読めるけど)
ですので、楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、作曲するのに問題は無いので、気後れせず、是非トライしてみてください。
編曲は、専門知識を持っているアレンジャーにお任せ
楽譜の知識が無くてもOKなのは、アレンジャーの存在があるから。
「鼻歌」や「鍵盤の単音」で作曲した録音データを、専門知識を持ったアレンジャーに依頼をし、イントロ、間奏、アウトロ、伴奏まで、音源を仕上げてもらうことが出来ます。
アレンジャーの腕次第で、曲の雰囲気は大幅に変わります。“名曲の陰に良いアレンジャー有り”と言っても過言ではないほど。
調べてみたところ、ココナラ でも、アレンジャーを見つけることが出来るようです。
- スキルのフリマ【ココナラ】
アレンジャーを探すなら
依頼をする前に、過去の作品音源の確認を忘れずに
あなたのイメージ合うアレンジをしれもらえそうか、事前に過去の音源を聴かせてもらい、確認することが大切です。イメージが合わなければ満足いく作品は出来ないので。
まとめ
『初心者でも簡単に出来る作曲方法を紹介【楽譜の知識なんて不要】』というタイトルでここまで記事を書いてきましたが、本記事をまとめると下記の通りです。
まとめ
- ボイスレコーダー使い、鼻歌を録音して作曲すると簡単
- ボイスレーコーダーと鍵盤楽器を使って、単音を弾くだけでも作曲できる
- 曲の設定、構成を作曲を始める前に決めておく。Keyは後からでOK
- 作曲は各パートごとの短いメロディーの組合わせと考えると難易度が下がる
- 完成度を高めることは後でも出来るので、1コーラスをとにかくまず完成させる
- 楽譜読み出来ない有名なプロもたくさんいる。作曲に楽譜知識は必要ない
- 楽曲の出来栄えはアレンジャー次第。編曲を依頼する前に過去音源の確認をする
上記の感じとなります。
考えるより、まずは”実際に作ってみる”という行動を起こす事が大事かと思います。
余裕があれば、ギターか鍵盤楽器を練習するのはオススメです。簡単なコードを鳴らすだけでもメロディーのイメージが広がりますし、自分で作った曲を、自分で弾き語りして人に聴かせることも出来るし、音感も鍛えられるので。
音楽に答えなんてものは存在しないので、あなた自身が気持ちいいものや、好きなメロディーを作って、音楽を楽しまれてください。