
フリーで音楽活動をしていますが、音楽だけではなかなか稼げないので、仕事で稼いだお金を削って、活動資金に充てています。
音楽活動で稼いでいく方法があったら教えて欲しいです。
あなたはこんな風な悩みをお持ちではないでしょうか?
本記事では下記の内容について解説します。
下記記事と併せてお読み頂けると、理解が深まるかと思います。
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記事の内容
- フリーで活動するミュージシャンが音楽活動で稼ぐ為の方法【後編】
- 個人が音楽活動で稼ぎ続けるのに必要な事は何か?
この記事を書いている僕は、事務所やレコード会社に所属せず、10年間、自分の好きな時に、好きな活動をして、ご飯を食べてきました。詳しいプロフィールはこちらより。
事務所やレコード会社に所属しなくても、自分の好きな音楽で稼いで、生きていく事は充分出来ます。
あなたの参考になればと、自分の経験をもとに本記事をまとめてみました。
フリーで活動するミュージシャンが音楽活動で稼ぐ為の方法【後編】
では、ここからは、下記について具体的に方法を解説していきます。
- CD・DVD・音楽配信で稼ぐ方法
- グッズの物販で稼ぐ方法
- ファンクラブ運営で稼ぐ方法
- 楽曲提供、アレンジで稼ぐ方法
- コミケ出店で稼ぐ方法(参考として)
- スポンサー収入で稼ぐ方法
順番に解説していきます。
CD・DVD・音楽配信で稼ぐ方法
個人で活動してるアーティストの稼ぎ方として、直接販売は大きな収入源となります。そして、直接販売でと考えると、CDやDVD収益というのは、利益率は大きいです。
CDは、歌を聴いて、その場で買ってもらえるものなので用意しておいた方がいいです。ゆっくり聴いてみたいと思ってくれるお客さんのニーズにも答えることにもなります。
原価は掛かりますが、以前に比べれば、CDも安く作る事が出来るようになってきてます。CDを作り、流通を通して販売をするというのも良いかと思います。
音楽配信もしてくれる流通業者も
CDを聴く機械を持って無いという人も最近増えてきてますが、流通業者と契約した場合、大手配信会社で音楽配信もしてくれたりもするので、利用するのもありかなと思います。
グッズの物販で稼ぐ方法
ファンの方はあなたのオリジナルグッズがあれば欲しいなと思ってくれます。是非作って、ファンの方に届けてあげれば、喜んでもらえて、それが稼ぎに繋がります。
下記は、僕自身もグッズを作るときに利用してる業者です。参考までに書いておきます。
グッズはアイテムにもよりますが、高い利益率が見込めるものもあります。
ただ、在庫を抱えてしまっても大変なので、例えば受注生産をするか、数量限定で販売をするのも手かと思います。
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ハンドメイドのグッズなんかも”あり”かも
業者に注文せずに、自作でグッズを作って用意するのも、世界に一点物だったりして、ファンの方には意外と喜んでもらえたりもするので、良いかもです。
昔、「27枚撮りの使い捨てカメラ」を使って色んな所に行く度に自分を撮影して、そのカメラごと5,000円でライブで販売している地下アイドルがいました(笑)。その位の”たくましさ”も必要かと(笑)。
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ファンクラブ運営で稼ぐ方法
活動を応援してくれるファンが増えたら、有料のファンクラブを運営するのも良いかと思います。まとまった資金の調達に繋がり、活動への投資もしやすくなります。
ファンクラブを発足する際、様々な入会特典をリターンとして提供させて頂く形をとると良いです。
会報誌の発行が、どのアーティストのファンクラブでもあったりしますが、これに関して僕は、個人で活動してる人にはオススメしません。本当に手間がかかるので。音楽活動をするより、会報誌を作る事に時間を取られたら本末転倒です。
「会員様限定ページ」をWEB上で設けて、他では一切見る事の出来ないオフショットや裏話などを、ブログ的に発信していけば会報誌の代わりになり、差別化も図れるかと思います。
ファンの方は他では見ることが出来ない、タイムリーな情報が一番嬉しいのではないかと思います。他のアーティストのファンクラブなど参考にするのも良いかもです。
楽曲提供、アレンジで稼ぐ方法
作詞や作曲、楽曲のアレンジをする事が出来るのであれば、楽曲提供をするのも良いかと思います。
大手のコンペの様なものではなくても、個人のアーティストや、企業などでも、オリジナル曲やイメージソングを作ってもらいたいなぁという要望は結構あります。
企業案件ですと1曲10~20万円ほどで、ご依頼を頂くこともあります。
名刺やフライヤーに「楽曲制作のご依頼承っています」みたいな感じで書いて配ったり、ホームページ上で依頼ページを設けるなど、認知を拡げることで依頼が来ると思います。
活動資金を得るために「クラウドファンディング」など利用する人も多いですが、その際のリターン内容としても喜ばれます。僕の例ですが、「3口限定/10万円」のコースで用意したことがありましたが、真っ先に完売しました。
「ココナラ」を利用するのもあり
オンラインを使って仕事を得る方法として、「ココナラ」のようなスキルを売るためのフリマなども使っても良いかも知れません。
様々なクリエイターが登録もしてるので、活動のプラスにもなるかもです。参考リンクを下記に掲載しておきます。
- 知識・スキルの販売サイト【ココナラ】
コミケ出店で稼ぐ方法(参考として)
コミケに出店するというのも良い方法かも知れません。動員70万人を超える、日本屈指の大イベントですので、CDやグッズが売れる可能性は高いです。
これは僕自身の経験ではなく、知り合いのミュージシャンの話ですが、コミケに出店をし、開催期間中に200~300万円ほどをCDや物販などで稼いだという話でした。ハンパじゃない集客数なので、あり得なくもないです。僕自身の経験ではないので、あくまで参考として。
アニソン系であったり、バンド系であったり、コアなファン層の音楽をやられてる人は、出店してCDやグッズなどを販売してみても良いかも。
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スポンサー収入で稼ぐ方法
あなたの活動が本当に魅力的だったり、社会的意義、企業メリットなどがあると判断された場合、あなたの活動をサポートしてくれるスポンサーが現れます。
クラウドファンディングも、今の時代のスポンサー収入と言えます。
僕の例ですが、資金が必要なプロジェクトがあった場合には、クラウドファンディング型で資金を集めました。お陰でこれまで大きなコンサートなどを開催してくることが出来た経験があります。
スポンサー収入を得る上で大事なことは、活動を目に見える形で発信し続ける事です。普段何をしてるかわからない人を、人は応援してくれません。
頑張る姿を目にする姿が積み重なって、はじめて”応援しよう”と思ってもらえます。
メモ活動を、ホームページやSNSを使って情報発信し、ストーリーを常に見せていくこと。
下記記事もあわせて読んでもらえると、参考になるかと思います。
個人が音楽活動で稼ぎ続けるのに必要な事とは?
個人で活動しているミュージシャンが、音楽活動で稼ぎ続けていくのに必要な事を解説していきます。
- 自分自身を“マネタイズ”する意識をもつこと
- お客さんとは適切な距離感で付き合うこと
- 常に新しい取り組みに挑戦すること
- お客さんを徹底的に喜ばせること
順番に解説していきます。
自分自身を”マネタイズ”する意識をもつこと
個人で活動しているあなたは、事務所やマネージャーの仕事も自分自身がやらなくてはいけません。つまり、自分の価値に値段をつけて売らなければいけません。
お金を稼ぐ事は「悪」ではありません。お金を稼ぐ事が出来てはじめて商品やサービス、「音楽」を届け続ける事が出来るわけなので。活動が出来なくなり、あなたの音楽やサービスを必要としてくれてる人に届けられなくなる事が一番の「悪」です。
その為には、あなた自身が商品であることを理解し、価値を高め、あなたの全てにマネタイズする意識を持つ事がとても大事です。
お客さんとは適切な距離感で付き合うこと
顔を合わせる機会が増えてくると、どうしても情が芽生えてきたしりますが、そこで個人的な付き合いをしてしまうと、「希少性」という価値が失われ、仕事に影響が出てくるケースが多いです。
音楽を仕事にするということは、あなたの生き方や、存在そのものが商品ということ。”いつでも会える”と思われたらダメなんです。(”会いにいけるアイドル”と会うのだって有料です(笑))
いつでも会える友達に、わざわざお金を払って会いに行ったり、付き合いで商品を買う事はあっても、”めちゃくちゃ欲しい”とは思いませんよね?価値を下げない事が大切。
自分の音楽やサービスで最高に幸せを届ける関係性を
友達付き合いではなく、お客様はお客様としてちゃんと意識し、大切にお付き合いした方が、お互いにとっても、長く良い関係に、結果、繋がると思います。
常に新しい取り組みに挑戦すること
お客様は、あなたの音楽で癒しを受け取る事はもちろん、常にあなたの挑戦に自分の夢を託したり、自分の夢を重ねたりして見てくれています。だから応援をしてくれます。
現状に満足して立ち止まるのではなく、常に新しい取り組みに挑戦し、進んでいく姿を見せ続ける事が、何より大事です。
稼ぎ続けるには、立ち止まった瞬間に、全てを失うくらいの気持ちが必要かも知れません。
お客さんを徹底的に喜ばせること
音楽だけに関わらず、どんな仕事でも共通ですが、お客様に喜びや役立ちを提供した結果の対価として稼ぐことができます。
すかいらーくグループの創業者でもある横川 竟さんが、ある番組で仰っていました。
お客さんが得するかどうか?どうやったら喜んでもらえるか?お客さんにとっての価値作りだけを考え、お客さんが喜ぶんだったら何でもする気持ちが大事。
業種は違っても、真髄は同じです。
メモ「儲ける」のではなく、お客さんに喜びを提供した結果として「儲かる」。
まとめ
『フリーで活動するミュージシャンが音楽活動で稼ぐ為の方法【後編】』というタイトルで、ここまで書いてきましたが、本記事をまとめると下記の通りです。
まとめ
- 歌を聴いてその場で買える様、CDを用意した方がお客さんのニーズにとっても良い。
- グッズの物販もあり。数量限定か、ハンドメイドなども意外と喜ばれる
- ファンクラブを運営し、限定情報をお届けするコンテンツ作りも良い
- 大手のコンペ以外にも楽曲を作って欲しいニーズはある。周知させる事で仕事化する
- コミケ出店は集客数が多いので大きなチャンス。分母の大きな所で戦うのは大事
- スポンサー収入を得るには、まずストーリーを発信し続け信頼を勝ちとること
- 常に自分自身をマネタイズする意識が必要。価値を下げないことも大事
- お客さんとは適切な距離で付き合うこと。なぁなぁになってはお互いの為にならない
- 常に立ち止まることなく、新しいチャレンジをし続けること
- お客さんにとっての喜びや価値作りを常に考え実行すること
上記の感じとなります。
好きな事で稼ぐというのは大変な事です。でも、好きだから続けられると思いますし、自分の好きな事をして、人に喜んで頂けるのは本当に幸せなことです。
あなたの音楽や、あなたのことを好きでいてくれてるお客様の為に、素晴らしい音楽や商品、サービスを届け続けて下さい。本記事や【前編】の記事が役立ってくれていたら何よりです。
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あなたの音楽活動が、より発展していく事を願っています。