
毎回ブッキングライブのチケットノルマを捌くので精一杯で、赤字ギリギリです。
ライブをやる為に、アルバイトをしてお金を稼いでる様な生活から脱出したいので方法があれば教えてください。
こんな風な思いをあなたは抱いてませんか?
ライブ活動を「黒字化」出来れば、悩みも解消できて音楽活動の幅ももっと拡げられると思います。
本記事では、その為にポイントとなる3つの事柄について解説したいと思います。
内容は下記の通り。
本記事の内容
- 【脱赤字】ライブ活動を100%「黒字化」させる3つのポイント
- これもやっておいたらいいこと2つ
本記事の内容は、僕自身が10年間、音楽活動だけで食べて来た中での経験からまとめた内容になります。僕自身、このやり方で、全てのライブを黒字化させてきました。
僕の詳しいプロフィールに関してはこちらをご覧頂ければと思います。
チケットノルマなどで疲弊するミュージシャンの姿を見たくないですし、ライブを「黒字化」出来れば、資金も手に入るので、活動を前向きに進めていける様になると思います。
利益を生むことは、お客様を喜ばせることにも必ず繋がります。参考になれば。
【脱赤字】ライブ活動を100%「黒字化」させる3つのポイント
下記3つのポイントに絞って具体的に解説していきます。
- 10人のコアなファンを作ること
- 出演経費の見直し
- ライブ料金の設定
順番に解説します。
10人のコアなファンを作ること
まずは10人、あなたのコアなファンを作ってください。本記事で紹介の活動をすると、1回のライブで下記の利益は見込めるようになります。
- 10名集客できれば ⇒ 3~5万円程度
- 20名集客できれば ⇒ 5~10万円程度
- 30名集客できれば ⇒ 10~15万円以上
10名のコアなファンづくりは、どんなサービスをしても、死ぬ気で取り組んで下さい。その人たちがあなたの夢や目標を支えてくれます。
お金儲けして贅沢をするのが目的ではない
利益を元に、自己投資をしたり、次の活動への投資をしていき、お客様に喜び、楽しみを還元する。そのプラスのサイクルを作り出す必要があります。
お客様を喜ばせたり、楽しませたり出来なければ、集客も出来ないことはしっかり覚えておくこと。
経費の見直し
ライブで利益を上げるには『経費』の見直しをすることも必要です。
経費で大きいのは“ライブハウスのノルマ”。
例)
- ノルマ10枚。ミュージシャンへのバックは11枚目~ など
こんな感じが多いと思いますが、正直、利益を出すには少しハードルが高いです。
低価格で空きスペースを利用
そこで、僕は スペースマーケット などを利用して、“低価格で空きスペースを利用してのライブ”をオススメします。
アコースティックでの演奏ならカフェでも全然ありだと思いますし、バンドOKのお洒落なカフェやライブハウスなどもあります。
音響機材が揃ってるお店もありますし、無いお店では自分達で機材を持ち込んだり、簡易PAでも最近の機材なら十分良い音で演奏をお届け出来ると思います。
機材に関しては下記のような音響機材もオススメですし、
路上ライブなどでも使用可能なアンプでも最近では高音質な物があるので、持ち運びの面や、電源を必要とせず、場所を選ばないので、そちらでも充分対応は可能かと思います。
下記に参考となる記事を書いてありますので、興味があればご参考に。
ライブ利用はワンマンでもいいですし、例えば他のバンドやアーティストなどに声を掛けて、自分達で企画ライブをやれば、更に経費削減・収益化へのハードルを下げられます。
ライブハウスが悪いと言うわけではありません。ライブハウスは音楽が好きな方たちばかりなので、良い演奏をしたら次に繋がり易いです。新たな出会いやチャンスの為に、活用されるのは賛成です。
ライブ料金の設定
チケット料金はどの様にして決めてますか?“なんとなく”の相場観で決められてることが多いのではないでしょうか?
経費や必要な投資資金などを踏まえて、料金設定をしっかり考えることも「利益」を出す上では重要です。また、正直、“薄利多売”では難しいのが現実です。
お客様はチケットの金額で選ぶわけではない
ライブに参加してくださるお客様は、あなたの演奏や作り出す空間、時間に、金額以上の「価値」や「期待」を求めて来てくれます。
具体的に、僕の場合、10年ほど前から、チケット価格を3,500円位でやってました。当時、同じライブハウスでライブをしていた他のミュージシャンは1,500円位が多かったので、約2.5倍程度です。それでも他のアーティストより集客は出来てました。
“チケットを値上げすることで、お客さんが来なくなってしまうのではないか?”と不安に思われる方もいるかも知れません。
正直言ってしまいますと、来なくなる方は必ずいます。
必要以上に心配しなくても大丈夫。来なくなる人もいますが、必ず新たなお客様も登場します。それの繰り返しなだけ。
価格設定を上げることで自分のレベルも上げなくてはいけない
価格を値上げするということは、お客様の判断もシビアになるので、当然それに見合った表現のレベルも求められます。でも、自分にプレッシャーを課す事で、自分の成長にも必ず繋がります。
“10人のコアなファンを死ぬ気で作れ”と言いましたが、この方々があなたにとって本当に心強い味方となってくれます。
僕の場合ですが、その人達がいてくれたお陰で、利益を活動への投資にまわすことができ、今日に至る10年間、音楽活動で生き抜いて来れました。
※中高生をターゲットとしてる場合、一般価格設定を上げた分、学割などの割引サービスを作ってあげても良いかも知れません。
必要な経費、投資費用などの金額をちゃんと考えて、チケット料金に反映させるのは、「利益化」を考える上で、とても重要なことです。
これら3つを具体的に改善するだけで、まちがいなく「利益化」出来ますし、ファンの数を20、30、40人と増やせれば、バイトをしないで音楽だけの活動ができます。
これもやっておいたらいいこと2つ
これもプラスでやっておくと良いと思うことは下記の2つ。
- 印刷費の見直し
- オリジナルグッズの製作
順に解説していきます。
印刷費の見直し
ライブで掛かる経費として、宣伝の為のポスターや、フライヤー、チケットの用意などもあるかと思います。
例えば、TVCMでお馴染みの ラクスル など、ネットで調べれば安くやってくれる業者も色々出てきます。
普通にコピーをするより、業者に頼んだ方が当然綺麗ですし、しかも1枚辺りの印刷費も安く上がる場合があるので、取り入れてみるのもオススメです。
オリジナルグッズの製作
ライブ会場で、CDやオリジナルグッズの販売をすることも良いと思います。
CD制作や販売については、下記記事も参考になるかと思いますので、あわせて読んでみて下さい。
僕も利用している、グッズ製作会社です。
同じ物を作るのでも、金額に差はあります。見積もりをちゃんと確認して、製作することをオススメします。
お客様の中には、新たなグッズの販売を楽しみにしてくれてる方もいらっしゃいます。その期待に応えるのも、大事なことです。
まとめ
『【脱赤字】ライブ活動を100%「黒字化」させる3つのポイント』というタイトルでここまで書いてきましたが、本記事をまとめると下記の通りです。
- 10人のコアなファンを死ぬ気で作る
- スペースマーケットなど利用して、低価格の空きスペースでライブを企画する
- 経費や投資費用などをちゃんと、考えてライブ料金の設定を見直す
- 印刷物はネット印刷の会社などが価格が安いのでオススメ
- オリジナルグッズを製作して販売する
上記な感じです。
利益をもとにして、自己投資や、活動への投資をして、更にファンやお客様に喜び、楽しみを還元し、活動をしていってもらえたら嬉しいです。
この記事が、あなたの音楽活動が前向きになる“きっかけ”や”後押し”に繋がる参考となれれば嬉しいです。