
有名な歌手の人達みたいに、CDセールスランキングに自分の名前が載れるようになりたい。
そんな風な思いを、あなたはお持ちではないですか?
本記事では、あなたのCDが有名アーティスト達と並び、CDランキングにランクインする方法について解説します。お店の店頭でのランクインに関して言えば、ほぼ100%の方法と言えます。
ランキングに入った結果、取材の依頼が来たり、ライブの依頼が増えたりと、仕事の幅が拡がります。
是非、本記事を参考にしてもらえればと思います。
記事の内容は下記の通りです。
記事の信頼性
僕は2010年に自主レーベルを作り、今日まで10年に渡り、音楽活動で食べてきました。テレビ東京ミュージックや、JASRACと著作権管理委託契約を結び、現在も音楽で収入を得ています。
本記事の内容は、僕が全国流通でCDを発売する際にとった方法です。
結果としてデビューシングルが、新星堂インディーズ全国CDセールスランキングで「1位」、2ndシングルが同チャートで、2週連続「2位」を記録しました。
再現性と、信頼性については高いと思います。(他社チャートでも仕組みは同じかと)
オリコンチャートについて。オリコンは「集計店」からのデータを基にランキングを作っています。ですので、集計店での販売実績が必要で、実数としてどれだけ売れても、「集計店」での販売実績がないと、オリコンランキングには載らないので注意が必要です。なお、大型チェーン店でも全店対象ではない場合もあるようです。ちなみに、僕はやらかしました(笑)。
ランキング入りに関しての対応は、メジャー各社でもあれこれ画策して動いてたりします。ですので、戦略を立てて行動することは大事です。
CDランキング入りの鍵は「ショップ」への挨拶周り
CDランキング入りを果たすには、CDショップの後押しが必要な要素だったりします。是非、挨拶回りに行ってみて下さい。そして、その際に、僕がオススメするのは「地元CDショップ」。
CDショップへの挨拶や、地元ショップが大事な理由は下記の通り。
- 売上枚数のリサーチができる
- 「地元出身者」としての”強み”がある
順番に解説します。
売上枚数のリサーチができる
ランキング入りする鍵として、CDショップへの挨拶回りが大事な理由に、売上枚数のリサーチができることが挙げられるかと。
売上枚数のリサーチはとても重要です。実際の数字を知ることで目安が出来、そこに向かっての戦略を立てることが出来るようになるので。
逆に、このリサーチをしっかりしないで、ただ動いても結果は出しづらいかも知れません。
目標を把握して動くのと、目標がわからない中で動くのとでは、動き方がまるっきり変わってくるので、リサーチは大事です。
僕の例ですが、地元CDショップへ挨拶回りに出向き、店長さんやスタッフさんから、お店のランキングのTOP10に入る売上枚数を伺い、目安としての数字を知ることが出来ました。後ほどの項目で話しますが、数字を知ることで戦略が見え、結果に繋がったと思います。
CDショップへ出向いて、売上枚数のリサーチをすることは、ランキング入りを目指す上で絶対大事です。
「地元出身者」としての“強み”がある
ランキング入りのもう1つ鍵として、「地元CDショップ」が挙げられます。理由として、「地元出身者」を応援しようという、お店側の考えがあるからです。
僕の例ですが、
- 地元出身アーティスト
- デビューシングル
という理由から、お店さんが力を入れて販売展開を考えて下さり、「試聴機」に入れてくれたり、店頭で特設コーナーを設けるなど対応して下さいました。
その結果、売上枚数が予想より増え、CDランキング入りへの後押しになったとも思っています。
特に、「地元出身」、「デビュー作」の2つのセットは強いです。
あなたがこれからCDランキング入りを目指す場合には、地元CDショップとのパイプを強固にしておくことをオススメします。そうすれば、まちがいなく、強力なバックアップをしてくれます。
CDランキング入りに「予約の取りまとめ」は絶対
CDランキング入りするための戦略として、「予約の取りまとめ」をすることは、絶対必要だと思っています。
理由は下記の通り。
- リリース初週に全力を注ぐことが重要
- “多店舗化戦略”が可能になる
順番に解説します。
リリース初週に全力を注ぐことが重要
CDランキング入りを狙うのであれば、一番売れ行きが良いであろう、リリース第1週目が勝負と言えます。そして、可能な限り一週目に購入全てを集中できるかがが鍵となってきます。
その為、事前に応援して下さってる方々の予約を取りまとめさせて頂くと良いかと。
僕自身の例ですが、CDショップの予約注文用紙をお店から預かり、応援をして下さってる方々にランキング入りを狙っていることを伝えて、予約の取りまとめをさせて頂きました。
僕の様な無名アーティストがランキング入りを目指そうと思った場合、この「取りまとめ戦略」が何より大事でした。
組織票と言われることもあるかも知れませんが、使える組織や応援し協力して下さる方には大いに力を貸してもらうことが必要だと思います。
応援して下さってる方は、いつかのタイミングでCDを買って頂けるかと思いますが、せっかくなので、ご協力をお願いし、第一週目に集中させることが良いかと思います。
これでまず、店舗内でのランキング入りに確実に近付くかと思います。
“多店舗化戦略”が可能に
CD予約の取りまとめが大事な理由として、予約枚数を把握できることも挙げられます。
これにより、リサーチで得た“1店舗の売上情報”と照らし合わせて、ランキング入りに必要な数より多く予約を得ることが出来ていたら、複数店舗でのランキング入りも狙いにいけます。
僕自身の例ですが、予約数を把握することで、2~3店舗でランキング上位を狙えることが見えました。なので、複数店舗に予約を振り分け。その結果、2店舗で「試聴機」「特設コーナー」を展開して頂けるなど力を貸していただき、店舗内ランキングでは初週、2週目と「3位」を記録させて頂きました。
1店舗より、2店舗、3店舗・・・とランキング入りを果たせれば、その分一般ユーザーの目に触れる機会も増えますし、手にとってもらえる機会も確実に増えます。
予約数を把握することで、例えば「試聴機」や「特設コーナー」など、お店側との販売展開の交渉もしやすくなったりします。その結果、CDの販売枚数が増え、ランキング入りへの後押しにも繋がります。
応援して下さる方にご協力を頂き、CDの予約取りまとめをして、予約数を把握することは、ランキング入りを狙う上で重要です。
CDランキング入りするメリット
CDランキング入りすることによって、どんなメリットがあるのか?
- 仕事の依頼をもらえる様になる
- メディアで記事掲載の可能性が生まれる
- 自分に自信を持てるようになる
順に解説していきます。
仕事の依頼をもらえる様になる
CDランキング入りの実績は、プロモーションなどにおいて、有利に働く部分があると言えます。
具体的に、僕の場合、ランキング入りの実績が認められて、成人式のゲストや、自治体のイベントなどにゲストとしてライブ演奏の依頼を頂ける様になりました。
「実績」というのは、仕事を“依頼する側”にとっても、“信用の担保に繋がる”ということは言えると思うので、その後の仕事の依頼に繋がりやすいと言えます。
メディアで記事掲載の可能性が生まれる
CDランキング入りすると、地元系メディアが取材をしてくれて記事掲載される可能性があります。少なからず、メディア掲載はその後の活動に影響があったりします。
具体的に、僕の場合は、東京新聞、Yahoo!ニュース、立川経済新聞など、地元系メディアが記事掲載をしてくれました。その後、記事を見て知ってくれたお客さんから声を掛けられたり、ライブ会場に足を運んでくれたりなど、嬉しい影響がありました。
プレスリリースが必須
待っていてもなかなか取材に来てはくれません。マスコミ関係へはこちらから情報をどんどん発信した方が良いです。(僕の苦い経験からの助言(笑))
プレスリリースで取り上げてもらいやすいのは、「社会性のある話題」、「今までにない新しいこと」、「世間で話題になっていること」などだったりします。その辺りと何か絡めて情報を送ることで、取材に繋がりやすくなったりします。
下記記事の中でも、少し触れているので、ご興味あれば参考に読んでみてください。
あわせて読みたい記事
自分に自信を持てるようになる
有名アーティスト達と並んでCDランキング入りを果たす事で、活動に対する自信を持てるようになります。自分自身の“バックボーン”を持つ事は大事なことだと思います。
人は自分の「気持ち」や「イメージ」の力が大きいので、自信を持つことで、少なからず、その後の活動に良い影響は出てきます。”肩書きが人を作る”とも言ったりしますが、まさにそんな感じ。
自分に自信を持てることで、音楽活動を、もっと、もっと頑張ろうと、前向きな気持ちになれる部分も、大きなメリットと言えます。
あわせて読みたい記事
まとめ
『全国1位になった僕が教える。無名でもCDランキングに入る方法』というタイトルでここまで書いてきましたが、下記が本記事のまとめとなります。
まとめ
- CDショップへ挨拶回りに行って脈を繋ぎ、売上情報のリサーチをする
- 地元CDショップを味方に付ける。「地元出身」だと応援してもらいやすい
- CDの予約を取りまとめ、初週に全力注入
- 予約をとりまとめて数を把握することで、多店舗展開や「試聴機」「特設コーナー」などの販売戦略の交渉もしやすくなる
- CDランキング入りすることで、その実績が担保となり仕事の依頼が増えたり、取材の依頼をもらえたりするようになることも
上記の通りです。
戦略論のようなことを書いてきましたが、あくまで、本当に大切な部分は「本質」です。聴いてくれる人たちを楽しませる事ができたり、共感を届ける事が出来るかどうかが大事。
とはいえ、実績次第で、活動への影響があるのも、正直、事実かとも思います。
本記事が、あなたの音楽活動のプラスになる参考になれれば何よりです。